新しい年を迎え、今こうして皆さまにご挨拶できる事に幸せを感じます。2023年は皆さまと集うことが日常となり、人との繋がりの大切さを再認識していく年となりました。

秋には六年ぶりとなる“食のめぐみフェスティバル”を開催し、約2500名の方にご来場いただき大変賑わいました。組合員の皆さま、生産者の皆さま、役職員、配送スタッフと全員で楽しい場を作れたと感じています。この一年もより活発な生協運営ができたと感じ、生協に関わる全ての皆さまに心から感謝いたします。

約2年間続くウクライナとロシアの紛争に心を痛め続ける渦中に起こった、イスラエルとハマスの軍事衝突。罪のない市民が巻き込まれる悲惨な戦争、人として絶対行ってはいけない、あってはならない事が起こっています。私たちに出来る事として、日本国政府に対し即時停戦に向けての外交努力と人道支援の実施を求める声明を送りました。

また2023年8月に実施されたALPS汚染処理水の海洋放出。技術革新として多額の予算を投じて推進されるゲノム編集や重イオンビーム放射線育種など、私たちの生活に関わる新たな問題も増え消費者に分かり難くなってきています。国が推進していくことに注視し市民が声をあげていくことが大事です。選ぶ権利を掴むためにも一人ひとりが学び考え、そして動く意識を持つ年にしたいと考えています。

2024年は第7次中期計画のまとめの年です、組合員みんなで作ったビジョンの達成に向け、さらに楽しく勢いのあるコープ自然派おおさかを目指していきましょう。

この日本に生まれ今がある事に感謝し、平和憲法を守り、子どもたちの未来のために行動し一歩前にすすめていこうと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

2024年　元旦　　　　　　　　　　　　生活協同組合コープ自然派おおさか　理事長　上野恵美