組合員活動報告

3/1 ちいさな上映会@からふる「パブリック・トラスト~切り売りされるアメリカの公有地を巡る闘い」

2022.4.25

[報告] ■自然派シネマ

二極化が進む時代にあっても、アメリカ人は約260万平方キロの公有地を共有している。しかし、この土地は脅威にさらされている。連邦政府が米国の全市民のために信託しているこれらの土地は、気候変動対策の拠点であり、先住民族の聖地であり、野生生物の生息地であり、アメリカ人のアイデンティティーに欠かせないものである。しかし今日では、政治的にはあらゆる分野の有権者から支持されているにもかかわらず、これらの場所は、採鉱産業と彼らの影響を受けた政治家からの前例のない脅威にさらされている。
美しい自然が、一部の人間の利益のために破壊される現状と、それを止める人たちの姿を、丹念に描いたドキュメンタリー。
映画鑑賞後、シェア会に全員参加で、さまざまな感想が聞けた。日本でも、再開発の名の下、森林が伐採され、アメリカと同様の問題が起きている現状を知り、深く考える良いきっかけとなった。

参加者の声(一部抜粋)

・勝手な人間の一時的な都合で、すばらしい自然が破壊されるのは、未来にも良くない。住んでいる先住民の方の情熱的な訴えがとても感動的でした。
・「生かされている」という謙虚さがない人たちによって、生命をおびやかされている人たちがたくさんいると言うこと。それに対してあきらめず戦い続ける人たちもたくさんいるということ。企業の開発から得られたものを少なからずもらって生活している自分がいるという複雑な気持ちになるということ。自分はこれからどんな人生、生き方考え方を持って「生かされている」謙虚な気持ちを体現していこうということ。いろいろ考えさせられた映画でした。いい機会をいただき、ありがとうございました。