組合員活動報告
3/5 活動室WAさよならイベント 「有機JAS認定農家数NO.1の町 くまもと山都町ってどんなところ?」+活動室WAの秘話
2022.5.16
【報告】理事会(和歌山)
和歌山センターの新設に伴い、活動室WAでの最後のイベント。講師にお迎えしたのは、活動室WAの設立に尽力され、現在は熊本県山都町に移住されているコープ有機の鎌田さん。共にWAの設立に関わった建築士や前理事なども集まり、和やかな雰囲気になりました。
山都町は、市町村別有機JAS認定農家数NO.1の町。山都町が有機の町になった歴史やコープ自然派とのつながり、今春開校する「有機の学校」オーガニックスマイルについてのお話を詳しくお聞きしました。
オーガニックスマイルが目指すのは、“率先力の有機農業者を育成する”“有機農業の指導者を養成する”こと。そのために、さまざまな授業が用意されています。印象的だったのは、「栽培の技術と知識があればいいわけでない」ということです。農機具の安全操作、経営の知識、消費者の動向把握、地域参加などなど、農業者として独り立ちしていくためには、幅広い知識と技術が必要だということがわかりました。オーガニックスマイルでは、それらを先輩農家がサポートしてくれます。そして、私たち組合員も応援することができます。コープ自然派が掲げる「誰もが有機農産物を食べることができる社会」を目指して、組合員と生産者が共に歩んでいける形の一つが「有機の学校」だと感じました。
新しくスタートするオーガニックスマイル、和歌山センターをみんなで盛り上げていきましょう!どうぞよろしくお願いします。
参加者の声
・鎌田さんのお話は 農業の現場でのリアルな内容で日々実践を積み重ねていらっしゃるからこそ伝わってくる内容でした。有機の学校開校も様な面から準備をされて敬服しました。和歌山でも有機の学校ができたら、と思っていますが ハードルが高いなぁと痛感しました。
・有機農家として独り立ちするには、栽培方法だけでなく、例えば消費者の動向把握、農機具の安全操作、農業経営、地域の人との円滑なコミュニケーションなど、幅広い知識とスキルが必要だということが分かりました。有機の学校は、組合員の応援で成り立っている、という言葉も印象に残りました。有機の学校が全国各地にでき、即戦力のある有機農業者が増え、コープの枠を超えてたくさんの人たちが有機農作物を買い求めるようになれば良いな、と思いました。