6/12 参議院選挙前企画！！「檻の中のライオン」in大阪

【報告】理事会

夏の参議院選挙前企画として弁護士の楾大樹さんを講師に招き、憲法についての学習会を開催しました。「憲法とは誰に向けてのものか？」というクイズからはじまり、憲法が書かれたファイルで条文を確認しながらひも解いていくと難しいイメージの憲法について少しずつ身近に感じられるようになりました。
さらにこれまで起きた実際の政治的な出来事を照らし合わせることで、どこが問題なのか？どの憲法に照らして考えればいいのかが見えてきました。大きくニュースでも取り上げられた事象については「あ～なるほど！」「あの事件か～」と反応している参加者も多かったです。特に関心が高かったと思われたのは学校教育の中では憲法のほんの一部分についてしか触れられていないことです。教科書によっては「ライオン（国家権力）は檻の中（憲法）に入れておく」という立憲主義について全く書かれていないのです。憲法や政治について初めて学ぶスタート時点でこの視点を持てるか否かは、その後の政治や社会の捉え方にも大きな違いを生むと考えられます。
質疑応答の時間には、改憲草案についてや同性婚、集団的自衛権のことなど多くの質問があり非常に学びの多い時間となりました。最後に講師の楾さんから「みなさんにできることは今日この場に参加していない人達にご自身が学んだことを伝えることです。多くの人が関心を持ってライオンを見張ることが大事です！」とメッセージをいただきました。