組合員活動報告
8/29 ワーカーズって知ってる? ~自分たちで作る新しい働き方、協同で働く~
2022.11.28
【報告】主催:理事会
今回は日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)センター事業団の田代さんから、この10月より施行される「労働者協同組合法」や「雇用労働」と「協同労働」の違い、実際に「仕事おこし」をして活動をしている団体やグループなどの紹介をお話しいただきました。一般的な労働である、企業や団体などで上司にいわれるまま働く「雇用労働」とは違い、協同労働」とは“働く人どうしが協同し”“利用する人と協同し”“地域に協同を広げる”という3つの協同を実践する働き方です。
話し合いを大切にし、みんなで経営の方向を決め、給与もみんなで決める。
このように働く人が主体的に働き方に関わっていく協同労働組織は全国で作られ、沢山の方が活動されています!事例紹介としてはんしんワーカーズコープの代表理事である馬場さんにもお話しいただき、造園事業から始まった事業ですが、現在では児童デイや就労サポートセンターの運営など、さまざまな「仕事おこし」をされています。一人ひとりが主体性をもってはたらく。そんな民主的な働き方は魅力的で、利益を第一に追求する既存の労働とはちがう「働く人の人生を豊かにしたい!」という熱い思いがうかがえました。
参加申込も多く関心の高さがうかがえ、ワーカーズという言葉は知っていても実際にはどんな働き方かがわからない方も多く、「初めて知りました」や「労働者にとって理想的な働き方!」などの参加者の声がありました。また、社会的な課題の解決からスタートしているという背景もあり、私たち生協との親和性も高いと感じられた方も多かったようです。今は希薄になりがちな地域の人たちとのつながりや少子高齢化、格差と貧困など、市民が自分たちの力で地域課題を解決していくのに「協同労働」という働き方の今後の広がりに、期待が膨らむ学習会となりました。