組合員活動報告
5/13 ちいさな企画名:自然派シネマ小さな上映会 @からふる「戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン」(2020年/アメリカ / 95分)
2023.7.12
[報告] 自然派シネマ
古くから地中海の交易の中心のひとつであった中東の小国レバノン。度重なる戦争に翻弄されてきた国だが、実は知られざる世界最古のワイン産地の一つだ。
爆撃されていても、収穫し運搬する。牢獄に入っても、拳銃をつきつけられても、ワインを命懸けで作る男たちの力強いすがた。どんなことが起こっても、ワインのために、屈しない。
「人間が戦っていても、酵母はワインを作る」
「明日は今日より、良い日でありますように」
祈りながら眠りにつく。彼らの一言一言が胸をうつ。
シンプルに生き、変化を楽しみ、判断を急がない。
爆弾が落ちる中、五感を研ぎ澄まし、静かにワインを楽しむ。
「戦地でできたワインほど強いワインはない」魂が込められたレバノンワイン。飲んでみたいと、映画をみた人ならみなそう思う。生きるとはなにか?ワインを通して感じられる映画だった。
レバノンにかかわらず、土地に根ざして生き、土地の恵みを知り、酵母や見えざるものの力を信じ、真摯にものづくりに励む人々のひたむきな努力は、世の中を良い方向に導いてくれると信じている。
<参加者の声>一部抜粋
・昔から戦争の絶えない地域で日常の危険の中でワイン作りをしていることを日常としている人々。彼らがつくった
レバノンワインを飲んでみたいと思いました。
・すごく前向きなメッセージが沢山あってメモしておきたかったが書ききれなかった。戦争の中でもできたワイン
飲んでみたくなりました。レバノンの人のたくましさ、見習いたいです。地に足がついた逞しさ、力強さ。
・ワインを作ることが生きること。強く、シンプル。
・2度、3度見ると感じる、伝わってくるメッセージがたくさん発見できる映画だと思います。