パリ市内にある中学校の適応クラスに24名の生徒、20の国籍…、世界の縮図のような多文化学級で、宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育み成長していく姿を追ったドキュメンタリー映画。24名の生徒それぞれにストーリーがある、故郷での戦争、虐待など厳しい経験を経て、「自分」を持って生きてきた姿が映し出され、そのストーリーは映画祭への自主映画出品として生徒達自身で作成、同じ目標に向かっていく姿にも成長を感じる映画でした。

上映後のシェア会では、適応クラスのクラスメイトみんなが困難な状況を抱えているからこそ話し合える、10代前半の子ども達が自分の意見を主張しあい、他人の意見も聞くという文化が育まれている、子ども達の気持ちの部分が充分に伝わってきた、などの感想がでました。