組合員活動報告
7/17 『夢みる小学校』上映会
2023.10.16
[報告] ビジョンくらす
『いただきます』シリーズのオオタヴィン監督の学校ドキュメンタリー映画『夢みる小学校』の上映会を開催しました。定員以上に申し込みがあり心苦しくも抽選となりましが、皆さんの学校や教育に対する関心の高さがうかがえました。
映画には30年前から体験学習を実践する「きのくに子どもの村学園」や、60年間通知表や時間割がなく体験型総合学習を続ける「伊那小学校」、校則・定期テストをやめた「世田谷区立桜丘中学校」が登場します。たくさんの子ども達がスクリーンに登場する中、ふと観客席を見渡せば声をあげて笑っている方や、涙を拭うしぐさをされる方、じっと見入っている方、親御さんの膝で眠ってしまったお子さん、様々でした。
皆さんからいただいたアンケートを拝見すると、圧倒的に「このような学校が増えてほしい」「家庭でも子どもの村学園のようなことを取り組みたい」などといった好意的なお声が多数寄せられていました。たくさんのお子さんもアンケートに答えてくださり、「こんな学校に行きたい」とかわいい文字が躍っていました。
最近こども庁が発足され、「こどもファースト」「こども真ん中社会」など、文字だけはよく見聞きするようになりましたが、本当の意味での「こどもファースト」は映画に登場するような学校だろうか、と思わせられます。
また、この映画を通して、長年漠然と通っていた学校に対して「そうだったのか!」と気づかされる点が多々ありました。通信簿が義務ではないこと。失敗から学ぶことのほうが大事なこと。学校は楽しいだけでいいこと。子どもは自由にさせてあげさえすればいいこと。自由に責任は伴わなくていいこと。将来のために今を我慢しなくていいこと。大人は余計なことはしなくていいこと。発達障害のとらえ方など……。我が子が赤ちゃんのときから育児をやり直ししたい!と願わずにはおられませんでした。鑑賞後、無性に我が子を抱きしめたくなる、そんな映画でした。
<参加者の声>一部抜粋
- この学校にはいってみたい
- 生まれ変わったらその小学校に入学してみたい
- みんなのものを全部自分で作ってすごいなと思いました。とても楽しかったです。
- やっと見ることができてよかったです。たくさんの人と見ることができて、このたくさんの人が考え行動できたらきっと変わっていくだろうと思います。
- 最高でした!全日本人に観てもらいたい!みんながHAPPYになる教育にしたいですね!
- とてもよかったです。私もやりのこしたしたいことたくさん今からでもしたいと思う。
- 発達障害は自分たちがつくった病気なのかもしれないというのが胸に刺さる。自由には責任がともなうというのを子どもに押し付けないというのが驚いた。責任は大人がとる。子どもは自由でいいのだな。
- 大阪市内で暮らしていると、ヤギが学校にいるとか想像できませんでした。こういう教育があるんだとわかってよかったです。フリースクールではないところが本当にびっくりでした。
- 開催いただいてありがとうございました。2回目ですが一緒に観た中2の息子と共に「自分のままでいいんだよ」と暮らしていきたいと思います。“感謝”