組合員活動報告

11/10 自然派シネマ@からふる・小さな上映会「コペンハーゲンに山を」

2024.2.26

[報告] 自然派シネマ

2011年、デンマークの首都コペンハーゲンにある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペ結果発表会が行われた。巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものだった。ゴミ焼却発電所とスキー場はどう建造物として共存出来るのか?
難題を乗り越え2019年10月、コペンハーゲンにスキーが楽しめる「コペンヒル」が誕生。
ゴミで再生可能エネルギーを作る最新鋭のゴミ焼却発電所で、年間3万世帯分の電力と7万2000世帯分の暖房用温水を供給する。

問題が多いなか解決し、なんとか建設はできているが、作品が52分と短く、建築家のスタイリッシュな建造物へのこだわりを実現できたことは記録されているが、肝心の中身の部分「ゴミ焼却発電所」の苦労や、詳細な経過・問題解決方法は見られず、さらに、スキー場の人工芝はプラスチックでマイクロプラスチックがでるのでは?植物は植えられているけど、気持ち程度で、なんばパークス以下?さらに今後のランニングコストなどは?などなど、さまざまな疑問が映画を見ている間に湧き上がり、さらには、今後どうなっていくのか、非常に気になる点が多く、シェア会は大変盛り上がった。

各々の持っている感覚と方向性を、再認識させられるという意味で面白い映画であった。

<参加者の声>

  • 思った内容ではなかったが、いろいろな角度からかんがえさせらるれ作品でした。ゴミの焼却の発電所について知りたいところではあります。
  • 5億ユーロで完成まで9年間!そして山を作ったというから本当に山なのかと思いきや、ゴミ処理発電所の上にかぶせたほぼ人工芝スキー場だったとは・・・。色々驚いたけど、斬新なアイディアを実際にやってみたい!という実験作として貴重だと思います。今後の展開も知りたいです。
  • ゴミ処理場施設の上にスキー場を作るという発想が斬新で、誰も考えつかないような事を実現していくのがデンマークという国だからできるのかなと思いました。人の在り方、教育が日本とは全然違うのかな(笑)。日本人にはなかなか思いつかないような。映画を見終わって51分という短い映画なので内容が不十分でもう少し詳しくゴミ処理施設の中身説明も欲しいなとは思いましたが突っ込み所満載の映画という意味では面白い映画だったと思います。