組合員活動報告
2/15 自然派シネマ@わかやま ちいさな上映会「バレンタイン一揆」
2024.4.11
[報告] 自然派シネマ(和歌山)
チョコレートの原料、カカオ豆の生産国ガーナを訪れた日本の普通の女の子3人は、たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実があることを知ります。チョレートを見ることも味わうこともなく、原料を作っている人々がいること、日本のような先進国が途上国の労働の上に成り立っていることに気づきます。帰国後、この問題をより多くの人々に考えてもらうおうと、みんなでフェアトレードのチョコレートを買うイベントを企画します。名付けて「バレンタイン一揆」。
彼女たちは奮闘しますが、映画が製作された2012年当時、イベント賛同者は彼女たちの目標にははるかに届きませんでした。ただ、知ることだけで終わるのではなく、小さな一歩でも行動することの大切さ、選択して購入する大切さに改めて気づかせてくれたように思いました。
映画を観た参加者からも、SDGsが掲げられ世界的な動きとしても現在はフェアトレードが知られるようになっていること、バレンタインには、PeopleTree をはじめとするフェアトレードのチョコレートを販売するお店も増えてきており、地道な活動が大切といった意見が聞かれました。
<参加者の声>
- フェアトレード、児童労働等伝えたいことは多くあると思いますが、まず興味を持ってもらえるようなイベントを企画し、実行した彼女たちの姿がすごく見入ってしまいました。皆さんにみて欲しいと思いました。
- 今でこそ「フェアトレード」という言葉がだいぶ浸透してきたが、映画制作時(2012年)だと、まだまだ知らない人も多く、イベント開催しても温度差がありジレンマを感じた。けど、やはり、私たち消費者が「知る」「選ぶ」「買う」ということを実践していけば、少しずつ変わっていくのかな、と思った。