組合員活動報告
2/16 元イスラエル兵ダニー・ネフセタイさんに聞く「なぜ戦争は起こるのか?対話から考える平和への道」
2024.4.9
[報告] ビジョンつなぐ
元イスラエル空軍に3年間在籍経験をお持ちのダニーさん。日本に滞在し40年余り、日本に巣くう軍需産業と原発産業を強く意識するようになったそうです。二つの産業の共通点は少しの人の利益のために大勢の人が犠牲になること。昨年10月7日のハマスのイスラエル攻撃を武力により制圧し、1万人を超える子どもを殺すイスラエル軍のやり方は絶対間違っている!と強く訴えるようになったダニーさん。一方の立場からではなく、実際に軍の中にいた当事者の言葉には説得力がありました。
またイスラエルの教育についてもお話いただき幼いころからの環境と教育がこの後社会の形成に大きな影響を及ぼす事も改めて痛感しました。
今日本にいる立場だから言える、自分が何も行動しないことは罪。そして日本はまだ「無関心」「他国の出来事だ」と背を向けている人が多い。背を向けているという自覚すらない。そういう人に気付いてもらいたい。
一番言いたい事は「武力で平和はつくれない」ということ。「攻められたらどうする?」と攻められることを前提にして議論している今の日本政府もおかしい。対話による外交で攻められない国にできる。対話によって平和をつくるという考え方をどうしてできないのか?台湾有事を連日メディアでは報じているが決して煽られてはいけない。
ダニーさんの言葉一つ一つから戦争に向かわせないようにできるのだという希望を持てました。そしてこの事を周りにも伝える必要性を強く感じました。平和は当たり前にあるわけでない。失ってからでは遅いのだという事にも改めて気付きました。
ダニーさんは今年に入って28回目の講演だそうです。「伝えるためならどこへでも行きます」の言葉通り、ダニーさんの活動(対話)は確実に平和をつくる事に直結していると感じました。
<参加者の声> ※一部抜粋
- イスラエルの現状など、いろいろ知れて勉強になり、ありがとうございました。
- 今、日本のおかれている状況を心配しており、今回のダニーさんのお話をお話を是非お聞きしたいと思っていました。初めて聞く内容もたくさんあり、勉強になりました。今後も平和の為に、知識を得て自分なりにも行動していこうと思いました。
- 日本でもいつ戦争がおこるかわからない。もっと対岸の火事ではなく、自分達の問題として考えていかなくてはならないと思いました。
- 戦争の本質をより深く知った。
- 重い内容でも、とてもわかりやすくて「腑に落ちる」という感覚でした。世界から戦争がなくなる日が来るかもしれないという希望が持てました。