組合員活動報告
【報告】 理事研修(徳島)vol.2 情熱カンパニー
2024.9.19
情熱カンパニーは、徳島県南東部の太平洋に面した阿南市にあります。雨天後で、畑に行くことは叶いませんでしたが、代表取締役の三木さんから、会社を設立するまでの経緯、事業内容、今後の展望などのお話をお聞きしました。
情熱カンパニーは、農業生産と販売をする会社です。
主力はキャベツやブロッコリー、チンゲン菜ですが、多品目を目指してオクラやピーマン、ネギやみかん、昨年からは無農薬のお米も栽培しています。経営理念は、『農業で幸せに生きていく』。そのための理想の働く場所となれるよう、働く人の希望や得意なことを大切にしています。
働く形態もいくつかあり、レギュラーメンバーの他に、入りたい時だけ働くメンバー、リモートワーク、役割担当ワークなど、それぞれに合った働き方が選べるそうです。
農業の多面的価値を届けるため、生産・販売以外に、生きがいを創出するための貸農園、草刈り代行などの地域のお手伝い事業なども行っています。
また、野菜を提供していた精神病院から患者が働けないかと相談を受けたことをきっかけに、障害者の雇用と農作業の受託による就労支援事業で農副連携にも取り組んできました。その他、カンボジアにもオーガニックの農場があり、これから兵庫県にも大きな農場を作る予定だそうです。
世界の社会課題を農業で解決する、というミッションを課し、革新的な事業を展開されていることがよくわかりました。「まだまだやりたいことがある」という三木さん。その行動力に驚かされるばかりでしたが、一緒に働く人を尊重し、強みも弱みもチームで補いながら、幸せを実現していこうとされている姿勢にとても共感しました。(報告:日下部)