組合員活動報告
【報告】8/10 『わたしたちの安全保障って武器を集めることですか?』 信田宜司さんを迎えて
2024.12.10
講師:信田宜司さん(祝園ミサイル弾薬庫問題を考えるネットワーク運営委員)
内容:1.戦時中大爆発事故を起こした枚方市禁野の弾薬庫を精華町に移し、戦後米軍基地を経て地元住民の強い返還運動を『確認書』でかわして陸自に移管された経緯
2.2022年末のいわゆる『安保三文書』閣議決定以来、全国的に拡がる大軍拡の中に位置づく祝園弾薬庫増強計画。その具体的な中身について
3.祝園弾薬庫増強の危険性①間近に迫る南海、東南海、東海地震同時発生の危機②温暖化をはじめ気候変動による動植物生存の危機③食料・エネルギー自給ができず、多数の原発を抱える日本の現状④戦争準備の防衛費増大がもたらす他予算(教育や福祉)の削減と家計の圧迫⑤実際の戦争になれば真っ先に攻撃目標となり直接命の危険性に見舞われる
4.真の「安全保障」とは戦争準備ではなく、紛争を話し合いで解決する世論を盛り上げて、避けられない自然災害への防災・減災対策と食料・エネルギーの「地産地消・自給自足」ではないのか。
<参加者の声>(一部抜粋)
- 重要土地規制法について初めて知った。秘密保護法などと合せ益々戦争に向け進められている事を広く知らせる必要がある。信田さんのお話もわかりやすく、とても良かった。
- マスコミは一般庶民には本当のことを伝えない。政府の言うことは疑わなければいけない。国民の事など考えていない。
- 政府が今すべきことは防災だと思う。武器を買っているのはアメリカとの約束があるからだと思うが、そんなことに大事な税金を使わないで欲しい。大災害に備えるために使って欲しい。
- 信田さんのお話大変参考になった。防衛(軍事)よりも災害(地震・温暖化)対策と食料などの自給が大切という点、全く同意見。「憲法守れ」のところも同感。
- 地元に知らされないまま戦争準備が進められる事、政権が民主主義を無視し、人権を無視している事に恐怖を覚える。選挙では民主主義と人権を守りきる政党をよく見なければと。確実な資料をたくさん集めて問題提起しておられる信田さんに頭が下がり、精華町の友人に問題を伝えようと思った。