組合員活動報告
2019/11/28 アニマルウェルフェア講演会~地球のためにちょっといいこと学びませんか
アニマルウェルフェアの取り組みを沢山の方に知ってもらいたいとの想いから、コープ自然派奈良・おおさか・兵庫と3日間にわたる連続講演会を開催しました。日本のアニマルウェルフェアの第一人者である瀬尾哲也さんに北海道からお越しいただき、帯広畜産大学畜産学部の瀬尾さんの元で勉強している学生さんにも説明をしていただきました。
アニマルウエルフェア(快適性に配慮した家畜の飼養管理)という言葉を初めて聞く方が多い中、皆さん とても熱心に 瀬尾さんの話を聞いていました。
講演の途中、メディアにも取り上げられた内容も織り混ぜながら酪農の現場で アニマルウエルフェアがどう活かされているか、家畜にとって快適な環境で飼養されることでの良さ(病気や怪我を防ぐ、乳製品や食肉の栄養成分の好影響など)を分かりやすく説明してくれました。
食材を選ぶ時に ストレスフリーな物を選ぶことは身体づくりに大切です。コープ自然派のノンホモ牛乳は、まさにストレスフリーな環境で飼養されている乳牛のみから搾乳され食卓に届いています。5人の指定酪農家からの貴重な牛乳です。
瀬尾さんご自身も、ノンホモ牛乳を安心して飲めますと話していたのが印象的でした。
講演会終盤の質疑応答でも参加者の皆さんから 沢山の質問が出て、瀬尾さんが丁寧に答えてくれました。講演中に何度か瀬尾さんから「食材を自国でまかなうのが大切」という言葉が出てきました。
飼料を輸入に頼らざるを得ない日本の酪農事情について 大きな課題も見えていますが、まずは、目の前の課題を1つずつクリアしていきながら 、近い将来、飼料もアニマルウエルフェアの基準項目に取り入れられるのを願うばかりです。
瀬尾さんから私たち消費者への提案
みなさんへの提案
・買わないという勇気
・本当に良いものを少量、大切に食べる(足るを知る)
・現場を訪問し食品の向こうを想う
・望む食品の要望の声をあげる