組合員活動報告
2019/12/5 ~甘くて栄養たっぷり~ 熊本からにんじんキャラバンがやってくる
■商品委員会
熊本から有機人参生産者の今村剛喜さんとコープ有機九州支所の西村翔さんに加え、野菜チラシのコラム「夢は広がる」でお馴染みの佐伯さんにお越し頂き有機人参や有機農業について伺いました。
阿蘇山の外輪、山都町で安心・安全な人参を食卓に届けたい、そんな思いで日々「土」に向き合っている今村ご夫妻。
今では高い技術で生産量を増やしている今村さんですが、有機農法を始めた頃は失敗の連続だったそうです。そんな時に出会ったのが、小祝先生の「BLOF理論」です。
微生物の力を活かした畑を作り、肥料には鶏糞・竹パウダー・牛糞を混ぜ、微生物が活発に働くことで地温が上がり、雑草も抑えることが出来るようになりました。種まきから10日過ぎる頃に芽が出て90日~100日で収穫です。今村さんは日々成長する人参を見に、畑に行くのが楽しみで仕方がないのだとか。収穫時には1日500㎏の人参を機械を使わず、全て手堀りで行います。人参が「土」から抜ける瞬間「ポン!」と鳴るそうです。手掘りこその喜びの瞬間です。これから人参は旬で甘味も栄養価も最高の時期です。
この日は10キロの有機にんじんをお持ちいただきました。搾りたて人参ジュースと生人参の試食は、とても美味しかったです。お話のあとは人参そのものとジュースの絞りかすを使った人参三昧のランチを作り、旬の人参をたくさん頂きました。
私達が買い支える事で生産者を支え、組合員を増やすことで、有機野菜を広げていき、沢山の人へ有機農産物が届く社会へとなれば、と思いました。